映画”風と共に去りぬ” 感想【ネタバレ無し】【人種差別】
名作として、いつかは観てみたいな〜と思っていた
"風と共に去りぬ"を、遂に観ることができました!
英語名は"Gone with the wind"、Amazon Prime で鑑賞できます🎬
1.概要
1939年に製作された上映時間3時間42分もある長編映画で、Amazon Primeでは前編後編に分けられています。
映画の監督は、"オズの魔法使い"や"ジキル博士とハイド氏"で知られるヴィクター・フレミング、主演はヴィヴィアン・リー(当時26歳)とクラーク・ゲーブル(当時38歳)で、1940年のアカデミー賞で10部門を受賞した不朽の名作です。
原作の著者は、マーガレット・ミッチェルで、発表した作品は"風と共に去りぬ"の1作だけ。映画でも再現されている、スカーレットの"明日は明日の風が吹く(Tomorrow is another day)"という台詞はあまりにも有名です。
2.あらすじ(雑)
アメリカ南部ジョージア州の裕福な家庭出身で気ままに過ごしていたスカーレットという美しい女性が、南北戦争というアメリカ史上最大の内戦に巻き込まれ、凋落しつつもしぶとく生きる様と、彼女の激しい性格が現れたかのような激しい恋を描いた作品です。
3.おすすめポイント
観る前は、古い映画だし...と思って正直期待してなかったのですが、予想に反してとても面白かったです。約4時間もある映画なのに、展開が早いので途中で飽きない✨
スカーレットが、主人公のくせに自分勝手で無茶苦茶な性格をしているので、その新鮮さもあってか純粋に話のストーリーとしても楽しむことができました。
また、南北戦争を舞台にした映画なので、アメリカの歴史を知るという意味で少し勉強になりました。南北戦争以前のアメリカ南部は奴隷所有が許されており、主人公は南部の貴族出身ということで、随所に黒人差別の様子が出てきます。しかも映画は南部出身の主人公の目線で描かれており、且つ奴隷を巡って暴力的なシーンが直接的に描かれたりしている訳ではないので、映画だけを観ると南北戦争前の時代がそんなに酷いものに見えません。それどころか豊かで幸せな良き時代であったと回想する、南部の白人目線のこの映画は、奴隷制度の肯定に何の疑問も持っていない人達の存在を示しているかのように感じました。ジョージ・フロイト氏の件で、"Black Lives Matter"の運動が再燃している現在、このようなアメリカの歴史を知っておくことは大事に思いました。
単純なので(笑)、この映画に感化されて、現在アメリカの歴史に関する本を読んでいます✨ 読み終わったらこちらのブログもアップしたいと思います!🙋♀️
→ 読んでみました★(「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」概要と感想 - penchanブログ@シリコンバレー)
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