「アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書」概要と感想
明日6/19は『Juneteenth(ジューンティーンス)』
今年からアメリカの新たな祝日になりましたね✨
1865年6月19日、テキサス州で奴隷解放宣言が読み上げられたのに因んでいるそう💡
という訳で、、(?)
今日はアメリカ歴史絡みの話題です☺️
もともと世界史には苦手意識しかないくせに勢いで購入したので、
読破できるのか…?と戦々恐々💦としていたのですが、
結論から言って、「読んでみて良かった!」と思える本でした👍
(※なんとアメリカアマゾンでも売られてましたが、日本で買う方が大分安いみたいです💦)
概要
・全部で285頁ですが、見開きのうち半分が英語で、残りの半分はその和訳となっているので、実質の内容量は半分くらい。
・記述されているのは、「ネイティブアメリカンが住んでいた頃」から、「1976年アメリカの200回目の独立記念日」までの期間。
・小学生のための歴史だからこそ、易しい英語で読め、アメリカ人のスタンダードな歴史観が分かる(らしいです※)。
※本書によると、アメリカには日本の教科書検定制度のようなものがないため、教科書の内容は、極端に言えば地方自治体単位、それどころか学校単位でも異なってくるのだそうです。
本書は、バージニア大学のE.D.ハーシュ教授(英文学)が編纂した小学生用教科書のうちアメリカ史を取り出してまとめたもの、とのこと。
章立て
1章 アメリカ発見から植民地まで
2章 独立戦争と新国家
3章 南北戦争と南北再建
4章 西部への拡大とフロンティア
5章 第1次世界大戦と大恐慌
6章 第2次世界大戦と冷戦
7章 ’60年代の大変動
感想
・写真やコラムが多用されているので読みやすく、(日本語訳だけなら)意外と読破に時間はかからなかったです。
・「せっかくアメリカに住んでいるのに、アメリカ史について何も知らないままなのもなぁ…」という思いで本書に手を出しましたが、頭の中の整理に役立った気がしました。
(「キング牧師」等、重要人物の名前はさすがに聞き覚えあるものの、どのような背景のもと誰が何をしたのか、という流れは、恥ずかしながらあまり理解していなかったので。。🥺)
・日本ではなく、アメリカの視点から見た歴史というものは興味深かったです。例えば、真珠湾攻撃等に比べ、原爆投下の記述はあっさりしてるなぁと思ったり。
・「大統領任期は基本2期までですが、唯一、4期務めた大統領もいた」など豆知識も増えました◎
・初版は2005年に発売された本だからか、記載内容は1976年までと少し古め。もっと直近の内容も読んでみたかったなとは思いました。(例えば前大統領とかだったら、教科書にどんな風に記載されるのかちょっと興味あります…笑)
・本書を読んで、以前に観た「Forrest Gump」という映画が、名作と言われる割に、全く共感も感動もできなかったのを思い出しました…笑
この映画は、1950-1980年代のアメリカ現代史を綴った部分が多いと言われるので、
きっと前提となる基礎知識が足りてなかったせいなんだろうなと💦
折を見つけてまた観なおしてみたいなと思いました~
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